減感作療法説明会

ピーナッツがずっと高いまままなので勧められた夏に行われる入院免疫療法の説明会に参加した。
何度かテレビで見たりする限りは夢の治療法!で興味はあったけれども、現実はなかなか大変な治療法だった。


夏休み前に1泊入院し食物負荷試験と呼ばれるテストを行いそのときに強い症状が出たひとがその後1週間入院。徐々に食べる量を増やしていき、その後も毎日食べることで症状が出ない状態(減感作)にし、毎日食べなくても症状がでないように耐性をつけていくというもの。


1泊の食物負荷試験では15分から30分毎に微量の原因食物を摂取し、明らかな症状が出るまで徐々に量を増やす。蕁麻疹が全身に出たり、吐いたり、苦しくなったりという症状が出るという。


ピーナッツの場合3g以下でアナフェラキシー症状が出る子が入院での免疫療法となる。
(強い症状がでずに主観的症状のみの子は外来での免疫療法での治療に)


入院免疫療法は今年からすべての原因物質とも4泊5日で行われるようになりました。
入院中は徐々に摂取量を増やしていき、退院後は長いスパンで指示された量を毎日食べ続け、2ヶ月毎に受診をしなければならない。


毎日食べ続けることで原因物質を食べても症状が出ないようになったあと(少なくとも5ヶ月)2週間ほど食べずに
再び食物負荷試験をしそれで症状が出なくなったら耐性獲得と認められるということに。


件数は少ないがピーナッツの場合半年後には100%耐性獲得しているらしいが、耐性獲得までどれくらいかかるのかは人それぞれだし最初の3ヶ月は副反応(アトピー、中耳炎、好酸球性胃腸炎)が出る場合もあるらしい。


この治療を通して少しで症状が出たものでも少し食べても症状が出なくなったら安心する。
とはいえ、入院期間中は強い症状が出るので本人の強い意思と理解が必要だし食べ続けないことには耐性獲得ムリなので息子にもよく話さなければならない。


一応息子は前向きな返事をするもののまだ1年生。どれくらい理解しているのかは分からない。
ピーナッツがどれくらい食べられるのか気になるし1泊の負荷試験はやってみようとは思うけれど。


参考記事→朝日新聞;患者を生きる  子どもの病気 食物アレルギー:5 2年かけて牛乳飲めた
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201201290088.html